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慶應義塾體育會蹴球部との記念試合について  2019年5月24日  

 
関連: 慶應義塾體育會蹴球部オフィシャルサイト内のお知らせ
このたび、下記の通り、日本ラグビーのルーツ校である慶應義塾大学との記念試合が決定いたしました。本年が慶應義塾體育會蹴球部の創部120周年にあたり、その記念行事の一環として、歴史的にも所縁のある本院との試合を行うものです。

日時   2019年6月23日(日曜日) 13時キックオフ
場所   慶應義塾大学 日吉グランド

(補足)
慶應義塾には、明治32年(1899年)に当時英語教師であったE・B・クラーク氏がラグビーを伝えました。その際に、英国留学から帰朝したばかりの田中銀之助氏の助けも借りて普及に努めました。その田中銀之助氏が学習院の出身者であることから、学習院にもほぼ同時期にラグビーが伝えられました。
※ 日本のラグビーの黎明期と学習院の関り、八十年史等ご参照( http://www.gakushuin-rugby.com/about/history.html )


明治35年(1902年)頃の四ツ谷学習院グランドにおける田中氏によるスクラム指導の写真や、明治38年(1905年)の時事新報等による慶應義塾の選手による普及活動の記事なども残存しています。

明治35年(1902年)頃、学習院四ツ谷グランドにて、田中銀之助氏の指導によるスクラム練習の風景
練習をする生徒の中には、三島彌彦(NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公である金栗四三とともに、日本人として初めて五輪=ストックホルム大会に出場)の姿も

明治38年(1905年)5月20日 時事新報
学習院におけるラグビーは、その後暫く活動を中断。再び記録が確認できるのが昭和3年(1928年)であったことから、この年を輔仁会ラグビー部創立の年とすることを昭和53年(1978年)に決定。


上記の通り輔仁会ラグビー部の創部は1928年であるが、1899年創部の慶應義塾に続く時期には既に学習院としてのラグビー草創期を迎えていた。


以上
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